ガイの手を取りバチカルを出たルークは、マルクトの首都であるグランコクマへと向かうこととなります。 既に根回しがしてあって、ピオニー陛下の理解と共にガイラルディア・ガラン・ガルディオスとしてガイはその地位を確立してあるので生活の不自由は何もない状態になっています。 ガイの復讐心が消えたわけではないのですが、ルークが側に居ればもういいと思っているので、グランコクマにて二人で住むことにします。 ルークは、アッシュのことは気になるけど自分の存在は彼にとっては邪魔なんだと割り切っているので、感情を偽りつつもガイと暮らします。 ガイのことは好きだけどアッシュに対する愛というまでの感情には行き着かないので、ずっと罪悪感を持ち続ける生活を送ります。 そんな中、だんだんとキムラスカ・ランバルディアとマルクト間に亀裂が入っていくこととなっていきます。 次期王として手腕を振るっていたアッシュの存在はマルクトでも有名だったので、ルークの素性を知るマルクト議員とかから嫌がらせを受けるようになり、ガイの立場が段々と悪くなっていきます。 ガイはルークを手放したくなかったのですが、ルーク自身にまで害が及ぶようになったので、苦渋の決断でルークに少しの間グランコクマから離れるように言います。 しばらく収まったら迎えに行くからというガイの言葉に促されて、ルークが向かったのはアクゼリュスでした。 アクゼリュスは、ホドに比較的近いこともありガルディオス家の別荘があるし、元キムラスカ・ランバルディアの領土でもあるのでルークが居ても迫害がおきないと予想をしたのですが…… ルークがアクゼリュスにつくと、ゲーム本編でもおきた障気が充満し始めます。 次々と周りの住人が倒れる中、ルークは看病をしつつもガイを待ち続けます。 そして、やっとルークを尋ねる人物がやってきます。 それはガイではなく、アッシュでした。 アッシュは、ゲーム本編のルークのようにティアとともに超振動でタタル渓谷に飛ばされて、紆余曲折ありながらもバチカルに戻り、そして親善大使に任命されてアクゼリュスにやってきたのでした。 この話ではルークはまだ面識はありませんが、近くにはティア・アニス・ジェイド・ナタリア・イオンもいます。 突然居なくなってしまったルークがこんなところに居て、アッシュは心底驚きます。 ルークは咄嗟に逃げるのですが、この腕には逆らえなくて… アクゼリュスで、二人は最初で最後の同じ夜を過ごします。 翌朝、先に目覚めたのはルークでした。 名残惜しくも身支度を整えて、アッシュの元を去ろうとします。 たった一晩でしたが、二人が結ばれることは許されないことです。 アッシュにはナタリアがいます。 全てルークのために……復讐を共に誓ったヴァンを裏切り、安住の地を得るために四苦八苦してくれたガイを裏切ることが、ルークには出来ませんでした。 アッシュから逃げるようにアクゼリュスを出ようとしたところ、ようやくやってきたガイと遭遇します。 ガイはルークの様子を見て、ルークがアッシュと会ったということを直感します。 アッシュが親善大使と任命されアクゼリュスに来ていることは、マルクトにも伝わっていたのでそれを連想するのは容易なことでした。 ガイは、ルークを傷つけるからアッシュには二度と会わせたくなかったし、障気のこともあったので、直ぐにグランコクマに帰るようにと言います。 ルークはそれを了承し、アクゼリュスを出るのですが…… その途端、アクゼリュスが崩落します。 ヴァンがアッシュを使って超振動を起こさせたのです。 ルークは間一髪助かりましたが、アッシュのところへ向かったガイは崩落に巻き込まれてしまいます。 呆然とするルーク自身にも崩落の余波が襲い掛かり、その場に倒れこんでしまいます。 それを助けたのは、後に救援に来たキムラスカ・ランバルディアの兵でした。 アッシュのレプリカであるルークの存在は有名だったので、容姿を見て判断をし、意識のないルークをバチカルへと護送します。 そうして、疲労したルークが瞳を開けたとき居たのは懐かしきファブレ公爵の屋敷でした。 ガイの手を取りマルクトへと行ったことは行方不明という扱いになっていたので、両親にとても心配されてしまいます。 そして随分と日にちが経っていることを知りました。 同時に世界がますます悪い方向に向かっていることも、知りました。 アクゼリュスが崩落し、ナタリアとアッシュは死んでしまったことになっており、キムラスカ・ランバルディア国内ではマルクトとの戦争を起こそうとする意見一色となります。 そして、レプリカとはいえ唯一キムラスカ・ランバルディアの血を受け継ぐルークの存在が重鎮されるようになりました。 女とはいえ国を背負っていく立場にならなくてはいけないのに、ルークの体調は一向に回復しません。 念のためと、医者による診断を受けると……… ルークが妊娠をしていることが判明します。 間違いなく、アッシュとの子供です。 もし、男児だとしたら、それはキムラスカ・ランバルディアの次期王となります。 父親は誰か…と周囲に問い沙汰されますが、アッシュと関係をもってしまったことは背徳すぎるので言える筈もありません。 ルークは、悪いことだとはわかっていましたが、ガイとの子供だといいます。 マルクト間との戦争は今にも起きそうな状態です。 戦争などおきて欲しくないルークは、マルクトとの架け橋の子供だと主張します。 しかし、モースの策略等もあり無情にも戦争は始まってしまいます。 ルグニカ平野が戦火に包まれる中、セシル将軍からバチカルへ伝令が届きます。 ナタリア、アッシュ共に生きているという内容が。 アッシュ達は、ティアの譜歌によって魔界へと降り立ち戻り、戦争を止めようとしていたのでした。 ガイも一緒です。 ルークのことが優先ではありましたが、ヴァンを止めなくてはいけないことはガイの義務でもあったので、アッシュたちと行動を共にしていました。 もちろんアッシュとガイの関係は最高潮に悪いです。 他の仲間も、ルークを介して打ち解けた面があるので、全体的に仲があまり良くないです。 そして戦争を休戦させて、全員でバチカルに戻ってきました。 アッシュとガイが生きていてくれたことは本当にルークはうれしかったのですが、アッシュに会うのが心苦しくて仕方ありませんでした。 お腹にいる子供は、ガイの子供であるといってあります。 本当のことをルークはアッシュに言うつもりはありませんでしたし、言える筈もありませんでした。 アッシュは、ガイの子供でもいいからルークに側にいて欲しい、王位も捨てるとルークに告白しました。 そんな折、ナタリアのニセ王女疑惑が浮上します。 瞬く間にナタリアの処刑が決まってしまいました。 インゴベルト陛下を初め、大臣たちもそれを翻そうとはしません。 唯一、ナタリアを救える人物がいるとしたら……それはただ一人。 ルークはアッシュに懇願します。 次期王であるアッシュなら、ナタリアを救える。 自分はアッシュを捨てるから、アッシュも自分を捨てて欲しいと。 アッシュは、ナタリアを救うためバチカル城へと戻っていきます。 二人は、分かたれました。 と、ここまで考えました。 子供が生まれるところまで行きつかなかったです…十月十日も待っていられない、修羅場拡大のために今すぐにでも生まれてもいいくらいです。 このあとは、レムの塔とかエルドラントとか、楽しそう。 2006/12/09 back |